Ri りゆうかい -イキイキした退職後の暮らし-

 私のDRLでのスタート
                   高野 襄児

 

 創立40周年を迎えられ大変おめでとうございます。
私のDRLでのスタートについて述べたいと思います。第一製薬で十年間営業を経験、主として病院に於ける医薬品の宣伝を担当して参りました。 その後学術課に移ると間もなく新合弁会社DRLの設立のお話があり、営業担当の責任者として出向致しました。
 放射性医薬品に関しては全く無知で、ラジオアイソトープのラの字からのスタートでした。DRL創立の中心であられた小川さんの指導のもと、基礎を学ぶための 講習会への参加、臨床応用については核医学の中心である京大、金沢大、東大、東京逓信病院等で長期にわたり教育を受けました。これらの事が後で大いに役立ち、 営業の大きな一助になりました。
 会社発足と同時に第一製薬での経験も充分に生かし、諸計画の立案、実行を行いました。数年後には念願の販売目標を達成することができ、 営業全員で感激を共にしたことを思い出します。当時、マリンクロットとの合弁会社だったので英語が大変必要でした。第一回のセールス・ミーティングが ドイツで行なわれ、日本市場等についてスライドを使い英語で発表したことがありました。
英語の苦手な私ですので大変苦労したことが忘れられません。アッという間の四十年、数々の思い出が昨日のことの様に浮かんで参ります。
 会社の益々の発展と、OB会の活躍を祈念申し上げます。

    
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